思い浮かんだ雑文を書き留めてます。
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なにもかもがうまくいって、世界が光り輝きはじめる。
彼女と彼は犬を連れて向こうに歩いていく。
犬がふりむいて立ち止まり、こちらを見る。
けれど、ふたりは後ろを見向きもせずにリードを引き、犬を連れていく。
ふたりといっぴきは、ずっと向こうに行ってしまう。ぼくはとりのこされる。
光が変わる。秘密から日常に。あの世界はずっと向こう。
いつものことだと頭を切り換えて、ぼくはシートから腰をあげる。
いつもそうなんだから、しょうがない。彼らのお話はこれでおしまい。
ぼくにはぼくのお話があって、それはあんなに短くないしよくできてもいない。
どこかで見ている観客がいるわけでもない。いて欲しくもない。
じゅうぶんにわかっている。わかっているからかもしれない。
どうしても、最後はさみしくなってしまうのだ。
みんな先に、ずっと向こうに行ってしまうのだ。
ぼくは、いつもおいていかれる。
ふりむいた犬の黒い目に、ぼくは映っていない。
彼女と彼は犬を連れて向こうに歩いていく。
犬がふりむいて立ち止まり、こちらを見る。
けれど、ふたりは後ろを見向きもせずにリードを引き、犬を連れていく。
ふたりといっぴきは、ずっと向こうに行ってしまう。ぼくはとりのこされる。
光が変わる。秘密から日常に。あの世界はずっと向こう。
いつものことだと頭を切り換えて、ぼくはシートから腰をあげる。
いつもそうなんだから、しょうがない。彼らのお話はこれでおしまい。
ぼくにはぼくのお話があって、それはあんなに短くないしよくできてもいない。
どこかで見ている観客がいるわけでもない。いて欲しくもない。
じゅうぶんにわかっている。わかっているからかもしれない。
どうしても、最後はさみしくなってしまうのだ。
みんな先に、ずっと向こうに行ってしまうのだ。
ぼくは、いつもおいていかれる。
ふりむいた犬の黒い目に、ぼくは映っていない。
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